Chromebook x360 12b セットアップ

Chromebook x360 12b セットアップ
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仕事用に使っている13インチのWindowsノートPCが古くなってきたのでHPのx360 12bを購入しました。選定からセットアップまでメモします。

選定経緯

再びWindowsPCを買うことも考えたのですが、次のように使い方が変化してきたのでChromebookを買ってみました。

  • ノートPC自体でビルドしたりソフトウェアを動かすことがなくなり、リモートで別のマシンにSSH接続して作業することが多くなった
  • 当初は置きっぱなし運用だったが、自宅と会社間を運搬することが増え13インチだとちょっと大きくて重い
  • VS Codeのリモート開発機能がかなり使えるレベルになり、ローカルではブラウザとエディターだけが動いていれば十分という状態になった
  • バッテリーがへたってきた

以上のようにシンクライアントに近い運用になってきたので、重いフルスペックのノートPCが要らなくなってきました。下調べをしてどうもChromebookで次のように開発に必要なものが満たせることがわかりました。

  • Crostini(LXC+ホスト連携機能)で任意のLinuxディストリビューションが使えるので今までの環境がそのまま使える(買い替え前はWSL2でArch Linuxを入れた上で開発していました)
  • Linux環境にVS Codeを入れて問題なく使える
  • フル機能のChromeが使えるので拡張機能等はそのまま使える

あとはサイズやスペックの選択になります。前述のとおり13インチだと大きいなと思っていて、しかし10インチ近くになるとコードを書くには小さすぎるため12インチで探しました。ここはChromebookの弱いところで、あまりハードの選択肢がありません(一方で人によっては迷わなくていいという見方もできる)。強いて言うなら、ARM64マシンを選択する場合は使いたいソフトウェアが対応しているかどうか確認したほうがいいでしょう(確認するのが面倒なのでIntelマシンから選びました)。

買ってみた所感

Google Chromebook HP ノートパソコン インテル® Pentium 4GB 64GB eMMC 12インチ ブライトビュー・IPSタッチディスプレイ 2in1 コンバーチブルタイプ 日本語キーボード HP Chromebook x360 12b (型番:1W4Z4PA-AAAB)

x360 12bの主なスペックは以下のようになっています。

  • CPU: Pentium Silver N5030 1.1GHz 4C4T
  • RAM: LPDDR4 2400MHz 4GB
  • ストレージ: eMMC 64GB
  • ディスプレイ: 12インチ 1366x912
  • バッテリー: 40.31Wh 11時間
  • 重量: 1.35kg

このスペックでWindowsマシンだとつらいですが、Chrome OSだとChromeでタブいくつか開いてVS Codeでファイル編集する限りではスペックの低さを感じません。かなりコスパがいいと感じました。

もしスペックを上げられるなら、第一にディスプレイの解像度を上げたいところです。次点で重量でしょうか。12インチマシンでは物によっては1kgのものもあるので、設計を頑張ればもっと軽くできる気がします。

ストレージは64GBで多いとは言えませんが、前述の通りローカルにファイルおかずに常時SSH接続前提のため問題ありません。

セットアップメモ

もしもう一回セットアップすることになったらハマりそうだなと思った点をメモしておきます。

Linuxをインストールする前にChrome OSの更新をする

工場出荷状態だとChrome OSが古いです。まず更新しましょう。

Chromebook のオペレーティング システムを更新する

古いままインストールすると最新版をもとに書かれているドキュメントと食い違いが起きます。実際に起きた例として、一部のサービス(sommelier@0)が起動失敗するという問題が発生していました。

ArchWiki日本語版のページの情報が古い

ArchLinuxを入れる手順はWikiに書いてあります。

Crostini

ただし、この記事を書いている時点だと英語版のほうが情報が新しいので注意が必要です。日本語版に書いてあるrun_container.shは現在非推奨になっています。

途中でcros-container-guest-tools-git AURパッケージを入れるよう指示がありますが、ビルド時にbase-develパッケージを先に入れておく必要があります(クリーンインストールだと入っていないので忘れがち)。

また、明示的に書かれていないですが、locale-gen で最初に使うlocaleを生成しておいたほうがよいです。パッケージのインストール時に延々とWarningが出ます。

Chrome OSはWayland環境である

xorg-xwaylandのおかげでX11との違いを意識するシーンはほぼないですが、xclipは動かないので代わりにwl-clipboardをインストールします。


サムネイル画像出典: https://jp.ext.hp.com/notebooks/personal/chromebook_x360_12b/