THETA画像のEXIF読み取りと傾き補正

THETA画像のEXIF読み取りと傾き補正

最近一部で話題のTHETA(ワンショット全球パノラマカメラ)ですが、THETAを斜めに向けて撮影すると出力される画像は補正されていないものがでてきます。公式のビューワーで見るとTHETAの姿勢が補正され、天頂が上で水平方向が真横にした画像を見ることができますが、大量の画像を補正しようとすると大変です。しかしEXIFからジャイロスコープの情報を読んでいる方がいるので、傾き補正するソフトウェアは作れるはずです。

そこで、EXIFからジャイロスコープの情報を読み取って傾き補正するコードを書きました。せっかくなので、ジャイロスコープ以外の情報も読めるようにIFDを少し丁寧に解析するコードを書き、パッケージ化してthetaexifという名前でPyPIに登録してみました。

Pythonだとマッピングの計算がどうしても遅いのでCythonを使いました。

RICOHのサンプル画像をお借りして補正結果を見てみます。

Me and my new friend “llama” in Salar de Uyuni, Bolivia – Spherical Image – RICOH THETA

補正前:equirectangular

補正後:equirectangular_rectified